もりや眼科

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結膜弛緩症がすっきり

2015.11.02

本日は白内障手術12件行いました。

今週土曜日は手術件数が多いので、準備で大忙しです。

 

結膜弛緩症がすっきり

ご高齢の方は、多かれ少なかれ目の違和感を訴えやすくなってきます。

「ゴロゴロする」「ショボショボする」・・などなど、わざわざ外来受診するくらいですから結構うっとおしいと思います。点眼治療もかなり進歩しましたが、それでも治らない方もいらっしゃいます。

これらのうっとおしい感じの原因の一つは、涙の成分の変化です。涙に含まれる潤滑剤の成分が減ってくるとうっとおしく感じてしまいます。

他の原因としては、結膜弛緩症によるものも多いです。目の表面にある粘膜が余ってくることで眼球が動くたびにひっかかるというものです。

結膜弛緩術前

 

赤い丸の中に見える白い部分が弛緩した結膜です。これがひっかかることによってゴロゴロします。本来涙が溜まるはずの場所を占領するため、「涙が出るのに乾きやすい」という状態も引き起こします。

辛そうな人には処置を勧めています。当院では結構きれいに処置をしているつもりです。

 

 

 

 

結膜弛緩術直後

処置翌日の目。結膜はしっかり眼球にくっついていて、シワひとつありません。やや出血するので赤くはなります。(時間とともに消えます)

結膜弛緩術後1週間

術後1週。出血が吸収されて白目が大分白くなってきました。違和感も訴えていません。

「目がうっとおしい」関連の訴えは、原因が一つではないこともあり、この手術だけですべてが治ると保障できるわけではありませんが、辛い思いをしている場合は試す価値があると思います。処置は片目3分くらいで終わります。

 

 

もりや眼科 平成27年10月の手術実績

2015.11.01

もりや眼科 平成27年10月の手術実績

 

近視矯正手術(有水晶体眼内レンズ ICL手術) 4件

白内障手術  45件

硝子体手術 8件

緑内障手術 2件

霰粒腫摘出術 4件

後発白内障に対するレーザー治療 13件

翼状片手術 4件

ボトックス(眼瞼痙攣に対する治療) 4件

網膜レーザー光凝固術 5件

涙点プラグ挿入術 2件

ICL手術を行った2名は術後メガネなしの視力がとても良好で喜んでもらえました。2015-09-18 15.16.05s

末期緑内障患者の抱える不安

2015.10.26

本日は白内障手術13件行いました。皆さん無事に終わりました。

先週から何故か首が痛くなってしまって、本日手術が終わった後に整形外科に行ってきました。

どうやら首ではなくて肩の筋肉が凝り固まっている、フローズンショルダーという状態だそうです。早く良くなると良いのですが・・・

末期緑内障患者の抱える不安

緑内障はとても怖い病気だと世間では認知されています。もちろん、失明の割合で2位となっている病気です。ただ、これも程度の問題で、ごく軽症の場合もあれば、重症で視野がとても狭くなって不自由をしている方もいらっしゃいます。

重症の方の中には、眼圧が良好で視野検査でも(視野が少ないながらも)維持している場合でも、は毎回問診で「前回よりも悪くなった」という方もいらっしゃいます。恐らく、視野が狭くて日常生活にとても困っているし、将来失明したらどうしようという不安からの発言だと思っています。

そのため、末期緑内障で治療がうまくいっている人には、「順調ですよ!」ということを繰り返し強調して説明しています。少しでも不安が解消されれば・・と思っているのです。しかし、それも患者さんの性格によっていろいろな受け取り方をされてしまいます。

下の写真は視野検査の結果です。白っぽいところがまだ見えているところ、黒っぽいところは視野が無くなってしまったところです。中心に白いところがまだ残っているので視力は出ますが、視野が狭いことは実感していると思います。

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この方にも「順調ですよ」と説明したところ、機嫌を悪くされてしまいました。専門的に言うとこれ以上点眼の種類を増やすこともできないし、眼圧も毎回10台前半とても良好で、緑内障の悪化を示すMDスロープにも問題ないため、治療の方針はこのままでいいのは間違いないのですが。

しっかり説明したところ分かっていただけたようですが、末期緑内障患者の抱える不安は大きいと改めて実感しました。

 

近視を治す手術(有水晶体眼内レンズ:ICL)当院での治療経過

2015.10.20

本日は白内障手術11件行いました。(乱視用レンズ2件)

無事に手術が終わりました。

近視を治す手術(有水晶体眼内レンズ:ICL)当院での治療経過

 

 

 

 

近視を治す手術というとレーシックが一般的です。レーシックは矯正の精度がとても良いことが素晴らしいのですが、一方で近視が強すぎる人にはあまり向いていません。角膜を多く削ることになるため、近視を矯正できる量に限界があります。そういう方に向いているのが「有水晶体眼内レンズ手術」です。

眼内コンタクトという言い方をする人もいるのですが、コンタクトレンズと同じような度数のレンズを目の中に入れてしまおうというものです。実際に使用するレンズはこんな形をしています。

 

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レンズの中心に穴があいています。この穴は視力に影響が無いように工夫された大きさなんだそうです。また、この穴のお蔭で目の中の水の流れをせき止めることが無くなります。

手術の方法は下の図のとおりです。レンズはペラペラなので、3ミリという小さな傷で手術ができます。

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この手術を行うには認定を受ける必要があって、今回当院ではその認定を取得しました(栃木県では初めてだそうです)

当院で手術を行った方の経過です。

30代女性の方です。手術前は-6Dというとても強い近視でした。近視が強いので、メガネがないと本もよく読めませんでした。

今回手術後1週検査に来院されました。その時の視力なのですが、

RV = 1.5(2.0×C-0.50D Ax 25)
LV = 1.2(1.5×S-0.25D)

分かりやすく言うと、右目はメガネなしで1.5 メガネを付けると2.0.左眼はメガネなしで1.2、メガネを付けると1.5の視力がでました、という事です。ご本人はメガネのない生活ができてとても喜んでいました。

 

 

もりや眼科シール

2015.10.06

本日は白内障手術10件(うち入院2件)

翼状片手術4件

皆さん無事に終わりました。

もりや眼科シール

以前からもりや眼科羊の「モリーさん」は院内の掲示物であったり、ラインのスタンプであったり、道路沿いの看板であったりといろんなところで活躍していますが、今回シールを作成してみました。

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作ってみると、意外と1枚のシールが大きかったです。光沢もあって綺麗に出来ています。

今後受診した方に差し上げたいなと思います。

 

 

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