流行性角結膜炎が流行っています
2016.11.22
今回は白内障手術13件(乱視用レンズ3件)
無事に終わりました。
流行性角結膜炎が流行っています
先月あたりからちらほら、結膜炎の患者さんが増えてきました。
幼稚園に通っている子供や、仕事をしている大人(40代くらい)の方が多いです。
プールで仕事をしている人の場合、他の人にうつすリスクは多いです。
流行性角結膜炎の原因となるアデノウィルスは、ととても感染力の強い結膜炎です。
感染した場合に、他人にうつさないように言うのですが、それでもなかなか仕事を休めない場合も多いようですね。ただし、職場の同僚にうつしてしまうケースも先日ありました。
結膜炎が強く出る場合には、角膜混濁の合併症を生じることがあります。このシーズンの流行性角結膜炎は、この合併症を起こすケースが散見されます。眼科医によっては、流行性角結膜炎にステロイドを出さない場合もありますが、角膜混濁を防ぐという意味では使用した方が良いでしょう。また、結膜炎が治まった後でも、角膜混濁の治療のために、しばらくステロイド点眼を継続する必要があります。
白内障手術後の運動はいつから可能?
2016.11.14 白内障
本日は白内障手術を11件行いました(うち入院2件)
無事に終わりました。
白内障手術後の運動はいつから?
良く手術後の患者さんから聞かれることですが、いつから運動していいですか?と言うもの。
患者さんに渡している白内障手術の解説書に、ウォーキングは翌日から可能、ラジオ体操やゲートボールのような負荷の少ない運動は1週間程度、テニスや野球などの負荷の高い運動や、水泳など水中に入るものについては、術後1ヶ月程度してからにしてくださいと言っています。
手術でつける傷約2ミリ程度の幅で、とても小さいものです。
自己閉鎖創といって、眼圧を利用して閉じているので、縫合(縫い付け)はしていません。
手術後1週間後に再度手術を行ったことがあるのですが、ナイフを使用しなくても傷口は簡単に開きました。そのため、手術後1週間では何かしらの接触があったときには目の傷は開くのだろうと思います。
数ヶ月経った傷はやはりナイフで切開しないと開きません。多分1ヶ月もしたら傷はそこそこ閉じているのかなと思います。
ただ、実際に傷が開いたという話は私も、私の周囲の眼科医でも経験がありません(傷が開いたら、そこから感染してしまうのでとても良くない事です!)。こういったことは、多めの安全域を取っていた方が間違いありません。しっかり落ち着いて、リスクが少ない状態にしてスポーツをしたほうが良いですね。
両目同時白内障手術
2016.11.07
本日は白内障手術を13件行いました。
皆さん無事に手術を終えました。
両目同時白内障手術
当院では両目に白内障がある方は、基本的に同じ日に手術をしています。
これは、白内障手術の技術が進歩して、手術直後でもある程度見えるようになったから出来ることです。
自分で車を運転して帰ることはやめてもらっていますが、バスに乗ったり電車に乗って帰るくらいは見えるようです。これによって、手術室に2度入らなくても良くなり、通院の回数も少なくなり、実は医療費も少し安くなります。働いている人の場合は、会社を休む日が少なくなる、というメリットもあります。
当院では当たり前にやっていて、今週13件行ったうちの5人(10件)は両目手術で、毎週大体このくらいです。以前手術直後の視力を何人か測ったのですが、そこそこは見えているようです(個人差があります)。
もちろん、片目ずつ手術したいという方もいらっしゃるので、その場合は片目ずつ手術を行います。
平成28年10月の治療実績
2016.11.01 手術実績