ESCRS(ヨーロッパ白内障屈折手術学会)に参加してきました。
今回は白内障手術14件
無事に終了しました。
ESCRS(ヨーロッパ白内障屈折手術学会)に参加してきました。
9月末から先日までお休みを頂き、ポルトガルで行われたESCRSに参加してきました。
最新の手術器械・検査器械が多数並んでいて、とても勉強になりました。
↑会場前
↑涙の濃度を測る機械。ドライアイの診断に使うようです
広角眼底カメラ。これは日本でも発表されていて、近々発売予定だそうです。
日本人の発表もいくつか見ましたが、いくつかは優秀賞をとっていました。素晴らしいですね。
眼内レンズもいろいろな種類が出ているようで、技術の進歩を感じました。
日本からきている眼科医と多く知り合えたのも収穫でした。今後の診療に活かしたいと思います。
ICL術後経過
2017.09.27 近視治療
今回は白内障手術11件
無事に終わりました。今週後半から私用とヨーロッパ白内障屈折矯正学会に参加するため、しばらく不在になります。代診での対応となりますのでご了解ください。
ICL術後経過
当院で行っているICL手術は、みなさんとてもよろこんでいます。私も手術を受けて半年たちますが、とても快適です。もう眼鏡については存在を忘れてしまうほどです。一方で、勝手に手が顔に行ってしまったりもします。眼鏡を触る癖がとれないのですね。
今回、術後アンケートに協力してくれた人がいたので、紹介したいと思います。比較的遠方からお越しいただいた方です。喜んでいただけるのはとても嬉しいですね。ちなみに、当院のスタッフはとても優しいので、その点でもリラックスして手術を受けて頂けると思います。
アデノウィルス角結膜炎が流行っています(ウィルス性角膜炎)
2017.09.13 もりや眼科
今回は白内障手術13件(うち多焦点眼内レンズ1件)、
翼状片手術1件
無事に終わりました。
今回はシンフォニーという新しい多焦点レンズを使用した白内障手術を行いました。
術後とても良く見えると喜んでいました。
アデノウィルス角結膜炎が流行っています(ウィルス性角膜炎)
この夏結構多く診療を行ったのが、このアデノウィルス角結膜炎です。他の結膜炎よりもやや重症になりやすく、しかも感染力が強い為ほかの人にうつしてしまうのです。
幼稚園・学校・仕事をしている人は基本的には休まなくてはなりませんし、家族のなかで映してしまう事も良くあります。
通常結膜炎が主体で、白目が赤くなって痛くなる症状が出るのですが稀に視力がさがるという合併症が出ることがあります。このウィルスは角膜炎の原因にもなって、いわゆる「黒目」でも炎症が起きます。その場合、透明だった角膜が白く濁ることになります。
上の写真ですが、角膜に白いにごりが多数出ているのが分かると思います。一応視力は1.2出ているのですが、霞んだり眩しかったりしているようでした。そのため、抗炎症剤の点眼を処方しました。もともとうちで診療をしている方の場合、この病気では全症例抗炎症剤を処方しています。
1ヵ月後の写真です。大分白い濁りが取れてきました。本人は見え方はすっかり元に戻ったと言っていました。場合によってはもっと長期間点眼を行う事もあります。流行性角結膜炎はいずれ治る病気・・ではなくてこのような後遺症を残すこともあるので注意が必要です。
ICLの術後経過
本日は白内障手術5件
眼瞼内反症手術1件を行いました。
ICLの術後経過
最近ICLの症例数が増えてきました。最近も行ったので、その術後経過について紹介したいと思います。
もともとの視力ですが、
RV = 0.04(1.0×S-12.25D:C-0.75D Ax 90)
LV = 0.04(0.9×S-12.50D:C-0.75D Ax 95)
眼鏡なしだと両眼とも視力0.04、大変強い近視がありました。
下は手術後の写真です。虹彩の奥にレンズが入っています。レンズは透明なのでほぼ見えませんが、レンズの中央に開いている穴が見えます(赤矢印)
同じ目を違う観察方法で見たのがしたの写真です。レンズの穴が分かります。また、水晶体と少し間があいていて、これをボールトと言います。この隙間があることで白内障にならないのです。
術後1週目の視力ですが、
RV = 1.5×ICL
LV = 1.5×ICL
眼鏡なしで1.5見えています。とても良好です。ご本人もとても喜んでいました。
お話を伺うと、レンズの穴があるのは感じるようです。対向車のライトが気になると言っていました。