ICL手術後半年の経過
本日は白内障手術14件、翼状片手術3件実施しました。無事に手術を終えました。
ICL手術後半年の経過
当院のICLの記事が良く見られている様なので、かなり前に手術をした症例を振り返りました。約3年前に手術をした方が2名いて、そのうち1名は術後2年目の検診から来なくなってしまった(視力は1.5でした)が、もう一人は2年目の検診に来てくれました。もうすぐ3年目の検診で来てくれるはずです。
この方ですが、40代前半のトラック運転手
手術前両眼ともに-13Dのとっても強度な近視がありました。
手術前裸眼視力 右0.03 左0.04でした。
手術後(当日)右0.5 左0.5(ピンホールレンズを使用すると右1.2 左1.5)
術後3日目 右1.0 左1.2
1年目 右2.0 左1.2
2年目 右1.5 左1.2
レフと呼ばれる近視や遠視の度合いが手術後殆ど0のまま手術後2年間安定していました。レーシックは手術後近視が徐々に戻ると言われているのですが、ICLはそれがありません。
この方夜間運転することが多いようですが、ICL特有の合併症である光輪はあまり気にならないと言う事でした。
私は手術を行って1年半たちますが、特に問題なく生活出来ています。手術を受けたのが懐かしいです。(下のリンクは体験記です)https://www.moriyaganka.com/blog/icl%e6%89%8b%e8%a1%93%e3%82%92%e5%8f%97%e3%81%91%e3%81%be%e3%81%97%e3%81%9f%e2%91%a0.html/
最近3件ほど申し込みがありました。快適な視力が出るよう頑張ります。
ICLの術後経過
2018.09.10 近視治療
本日は白内障手術を13件行いました。(うち多焦点レンズ3件、乱視用レンズ2件)
無事に終わりました。
ICLの術後経過
本日受診したICL術後3ヶ月の患者さんが毎回私にラブレターを送ってくれるのがとても嬉しいので、掲載の許可を頂きました。
ICLは単純にコンタクトや眼鏡が外れる手術・・とは私は考えていません。
この手紙を書いた人と同じ意見で、何をするのにも楽になります。近視は病気ではないとは言うけども、実は日常的にこんなに不自由をしていたという事が分かります。私も良く子どもとプールに行くのですが、今まで水泳していても何も見えないのでその分楽しさが減っていました。温泉も同様です。
レンズも水晶体から良い程度の距離離れています。
裸眼視力も両眼で1.5でした。
もりや眼科 平成30年8月の手術実績
もりや眼科 平成30年8月の手術実績
白内障手術 34件(うち多焦点眼内レンズ3件)
硝子体手術 4件
眼瞼下垂症手術 3件
結膜弛緩症手術 1件
緑内障手術(繊維柱体切除術・流出路再建術) 2件
涙道内視鏡を使用した涙管チューブ挿入術 5件
後発白内障に対するレーザー治療 21件
閉塞隅角緑内障に対する虹彩レーザー切開術 6件
霰粒腫切開術 4件
ボトックスによる眼瞼痙攣治療 2件
翼状片切除術 1件
網膜光凝固術 4件
涙点プラグ挿入術 2件
今月はお盆休み、私の個人的なお休みで月曜日の手術が2回だけでした。そのため、手術件数もいつもの半分です。9月も月曜日の休みが2回あります。木曜日の手術を増やす等を行って、なるべくお待たせしないで手術ができるようにしたいと思います。
明日から送迎が始まります
2018.09.03 もりや眼科
本日は白内障手術13件(うち多焦点3件、乱視用レンズ4件)
無事に手術を終えました。多焦点の患者さんが結構多くなってきましたね。とても満足度の高いレンズだと思います。
明日から送迎が始まります
今年4月に送迎車を購入したのですが、ようやく送迎を開始することが出来るようになりました。開院当時から「いつかはやりたい!」と思っていたことがやっと実現できた、と言う感じです。
当面は火曜日に手術後の患者さんの送迎、木曜日には外来の患者さんの送迎を行います。10月からは送迎の範囲を拡大して行いたいと考えております。将来は分からないですが、当面はなるべく送迎車が活用できるようにご要望に応じて送迎を行っていきたいと思います。
以前、遠くに住んでいる人から通院が難しいと言われたことがあります。タクシーを使うと1万円以上かかってしまう様で、車が無いと確かに通院が難しいと思いました。また、手術を希望している人が、やはり通院が困難で手術が出来なかった、と言う事もありました。小山市には「小山のチベット」と言われる辺境の地があるそうです(結城方面のようです)。交通困難者に対して、出来る限りの事をしてあげたいと思っています。
もりや眼科の送迎車、写真では塗装が完成していませんが、モリーさんがプラスされています!
平成30年10月4日 追記:送迎サービスの準備がなかなか大変で、本格的な運用ができていません。しっかり準備できましたら再度告知をさせていただきます。
石のように硬い白内障
本日は白内障手術を14件(うち多焦点2件、乱視用レンズ4件)、霰粒腫切開術1件
無事に手術を終えました。
石のように硬い白内障
当院では通常の白内障症例だけでなく、難しいタイプの白内障手術も引き受けております。
水晶体の支えが弱くなっている白内障、角膜の細胞が減っている白内障などは通常よりも難易度が高くなります。「白内障手術をうけたくない」と言って頑張っていた人がどうしても見えなくて困ったと言って眼科を受診した場合、白内障が通常よりも進行していることがあります。特に、片目の白内障手術を終えている場合、もう片目が見えなくても不自由しないことがあって、反対目の白内障がかなり進んでしまう事があります。
そんな場合、白内障は石ころのように硬くなることがあります。通常白内障は超音波で破砕しながら吸引するのですが、先日あった症例では固すぎてとても砕けませんでした。そのような場合、水晶体を砕かずに、傷口を大きくして水晶体を丸ごと出してしまう事ができます。
手術後の傷の治りが遅かったり、視力が出るのに時間がかかってしまいますが、非常に硬い白内障の場合はこのような対応をすることがあります。
見るからに真っ黒です。向かいにあるカレー屋で豆カレーがあるのですが、そこで使用されるレンズ豆と同じ形をしています。それにしても黒いです。良くこれで今まで物を見ていたのだなと思います。
ちなみに、上が前側(角膜側)、下が後ろ側(硝子体側)です。前の方が平らで、後ろがとがっているのが分かります。
出来ればここまで悪化しないうちに手術をしてもらいたいものです。