ICL手術を受けました②
本日は白内障手術12件
無事に終わりました。
ICL手術を受けました②
今までは私一人でクリニックをやっていたのでなかなか休みをとることができなかったのですが、今回代診の先生にお願いして2日間お休みをいただきました。
手術したらしばらく運動できないので、前日はしっかり走りこみました。術前から抗生剤の点眼を行うのですが、1日4回でも結構面倒でした。
今回は上野にある吉野先生に手術をお願いしました。
http://www.yoshino-eye-clinic.com/
受付をして、しばらく待合室で待っています。数回散瞳剤の点眼をします。その合間に診察室に呼ばれて、マーキングを行いました。
私の乱視がとても多いので、しっかり角度を合わせる必要があります。今回の手術の肝と言って良い部分だと思います。
普段手術室内では術者の立場でしたが、患者さんの立場になるのが新鮮でした。
目を良く洗浄して、ドレープ(清潔な布)をかけて開瞼器で目を開きます。点眼麻酔が良く聞いているので全然痛くありません。
顕微鏡の光はまぶしかったのですが、次第に慣れてきました。助手が私をのぞき込んだり、目が乾かないように水をかける様子はしっかり見えました。
角膜に約3ミリの創口を作るときは全然感じませんでした。その後に粘弾性物質を入れたり、眼内レンズを入れているのは何となくわかりました。
レンズを虹彩の奥に固定する際には「水晶体が押されている感じ?」がしました。痛いというわけではないのですが、今までに感じたことのない感じです。
その後粘弾性物質を洗浄するときは全く痛くありませんでした。
いきんでいると術者がやりにくいことは知っているので、なるべく力を入れないようにしていました。
手術時間は5分くらいでしょうか?あっという間でした。
両眼の手術なんで、同じことをもう一度繰り返して手術終了です。
手術後に診察を行って、レンズの位置関係を確認します。レンズが水晶体からわずかに離れていることを確認して終了です。
帰宅時はもちろん眼鏡をつけていないのですが、まずまずの見え方でした。しかし、散瞳もしているのですごくはっきりしているわけではありません。
少し遅い昼ご飯を食べながら帰途につきました。
初めの3日間はレンズが入っている違和感のようなものを感じていましたが、その後はなんともありません。痛いという感じではありませんでした。
LEDの光が視界の外から入っていると、丸いキラキラしたリングが見えます。「これがHole ICLの穴なんだ」と思いました。特に邪魔になるほどではなくて、夜間の運転も問題ありません。
4歳と2歳の子供は、私が眼鏡を付けていない状態にすぐ慣れたようです。2歳の娘は朝「お父さん起きて」といいながら眼鏡を投げつけてきていたのですが、その危険もなくなりました。
今まで使用していたフレームを使用して、度数の入っていないレンズに入れ替えました。装用してみると見え方に違和感がありました。近視用のレンズは凹レンズなので、物が小さく(広く)見えます。一方で度数のないレンズはそのままの大きさなので、その違いでしょうか。
自分の雰囲気が変わらないように、外来中はなるべく眼鏡をかけるようにしています。
ICL手術ではコントラスト「色の濃淡」が鮮やかになると聞いていましたが、想像以上です。とても良い手術だとおもいました。
手術費が高いのはネックですが、近視で悩んでいる方には、この良く見える世界を体験してほしいなと思いました。まるで別世界です。
手術のリスクについては、どうしても敏感になると思います。一番のリスクは度数ずれ、乱視矯正不足でしょうか。といっても、私の場合はぴったり合いました。大きくずれることは考えにくいです。次に感染症でしょうか。かなり稀だと思いますが、ゼロではないです。白内障、眼圧上昇も稀ですがリスクだと思います。そのあたりをどう考えるか、ということになると思います。