目の中にはいろいろなものが入る①
2013.04.11
このところ、スギ花粉の飛散が終わってきたようですが、ヒノキにも反応する私にとってはまだまだ中間地点です。頑張ってしのぎたいと思います。
この1週間ほど、診療終了間際や、終了後に「物が目に入った」という患者さんが多く来ました。そこで、今回はこのテーマ。
目の中にはいろいろなものが入る①
外来をしていると、「目に○○が入った」という訴えで来院されることが良くあります。一番多いのが鉄片で、その次がコンタクトレンズです。ソフトコンタクトはとてもやわらかい素材でできているので、意外と簡単に破れます。通常は破れないように優しく扱わないといけないのですが、爪が当たると破れやすいようです。
上眼瞼をめくると、破れたソフトコンタクトがでてきました。
たまに、いくら探してもコンタクトが出てこないことがあります。その時は、おそらく破れたコンタクトがどこかに出て行ったのだと思います。たまに「目の裏にコンタクトが回り込んでないですか?」と言われますが、眼球結膜(白目)と眼瞼結膜(瞼の裏の粘膜)はつながっているので、突き当りがあります(青丸の部分)。それ以上奥にはいきません。
これを書いていて思い出したのですが、以前私がコンタクト診療所でバイトをしていたとき、下まぶたのつけまつげに死んだハエが乗っかっていたのを見たことがあります。診察用の顕微鏡で拡大したのを見たので、とても衝撃的でした。本人は気づいていなかったみたいです。