アレルギーの検査
2013.03.11
今回は
眼瞼下垂手術 4件
白内障手術 6件
翼状片手術 2件
硝子体手術 2件
帯状角膜変性EDTA塗布 1件
すべて無事に終わりました。EDTAは角膜に沈着したカルシウムを取る薬です。早く濁りが取れるように濃い液体を準備したのですが、20分くらいかかってしまいました。塩酸とは異なり、ほぼ中性なので目の表面を傷めないのがメリットだと思います。これについてはまた後日お話したいと思います。
アレルギーの迅速検査
昨日からの花粉の勢いは猛烈ですね。空が黄色くなっていました。
煙霧という言葉を初めて聞いたと思います。この数年花粉症でなかった私も昨日は鼻がグジュグジュで、目も痒くなってしまいました。
本日の外来も花粉症患者で溢れていました。目の周囲を腫らしている人が多いのが今年の特徴です。花粉の量が多いからでしょうか。
今回はアレルギーの原因についてです。眼科医は「痒い」と言って来院された患者さんの目を見て、アレルギーの度合いを推測することができます。しかし、何が原因でアレルギーが出ているかはわかりません。
アレルギーの原因が何であれ、点眼薬は同じです。そのため、原因が何かを調べることに、治療的な意味合いはありません。大体今の時期で痒ければスギ花粉が原因かな?位で十分でした。
しかし、患者さんのなかには「何が原因でアレルギー性結膜炎になったのか」を知りたい人がいます。そのため、当院では迅速検査キットを常備しています。
約30分で、8種類のアレルゲンを検査できます。私はスギで陽性でした。空気清浄機のある部屋から出ると辛いので、しばらくは院内と自宅でじっとしていようと思います。
次回から、週1くらいで更新したいと思います。