黄斑前膜の治療で飛蚊症も治ります
本日は白内障手術を13件、結膜弛緩症手術を2件行いました。
最後の方の白内障は結構硬かったですが、しっかりきれいになりました。
黄斑前膜の治療で飛蚊症も治ります
飛蚊症で来院される方、結構多いです。一日平均で2-3人いると思います。
飛蚊症は一旦生じてしまうと基本的には治りません。目の中に小さなチリのような混濁が生じる物ですが、このチリも含めて自分の体の一部なのです。体の一部が勝手に消える、なんていうことはないのです。
そのため「うっとおしいとは思いますが、飛蚊症とうまく付き合ってくださいね」と説明しています。個人的には手術する程のものではないと思うのですが、それでもかなりうっとおしくて困る、という方も時々見かけます。
先日当院で手術を行った、BRVOという網膜の血管が詰まる病気をきっかけにして飛蚊症が生じたかたが要るのですが、この方も飛蚊症で悩んでいるようでした。
このように黄斑前膜も生じていて、変視症(歪んで見える)も出てきたので手術する頃だと思います。本人としては、飛蚊症がとてもうっとおしくて、それが手術で治るのであればとても嬉しいと言っていました。
先日手術を行い、無事に終わりました。飛蚊症の原因となるチリもきっちり取り除きました。まだ手術直後なのですが、飛蚊症が無くなって嬉しいようでした。
実際に飛蚊症のみで困っている場合、保険の仕組みの関係で治療できない眼科は多いと思います(自費診療での手術を扱っていないところが殆どのようです)。現在の見解では、飛蚊症は保険適応の病気ではないとされているようです。そのため、当院で治療を行う場合、飛蚊症の治療では10割負担(自費診療)となってしまいます。