もりや眼科

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重症のアレルギー(輪部型春季カタル)

2015.05.11

本日は

白内障手術12件(うち入院3件、乱視用レンズ4件)

眼瞼内反症手術1件

無事に終わりました。

重症のアレルギー(輪部型春季カタル)

スギ花粉も大体終わっているはずの時期なのに、ここ最近アレルギーの重症患者が多いです。私は去年のこの時期はあまり大したこと無かったと思うのですが、今年はアレルギー性鼻炎で最近までしんどかったです。ヒノキ花粉の可能性もありますし、カモガヤやオオアワガエリが花粉を沢山出しているのかもしれません。

↑カモガヤ

↑オオアワガエリ

かゆみが強い人、まぶたが張れてしまう方もいらっしゃいますが、結膜(白目)が張れてしまう方もいらっしゃいます。

輪部浮腫 図示

赤丸で囲ったところが張れています。赤丸の部分は角膜と結膜の境目で輪部(りんぶ)と言われています。

ですから、上の写真の状態は「輪部型春季カタル」と言うわけです。

従来はステロイドで治療していましたが、最近は免疫抑制剤が出てきてからとても良く治るようになりました。下の写真は点眼1週間後ですが、全く別人のように綺麗になっています。輪部浮腫も結膜充血もすっかり治っていました。

輪部浮腫 治療後

点眼を辞めてしまうと春季カタルが再発することもあるので注意が必要です。

クリニックの中は空気清浄器が働いているせいか、花粉の時期でも快適です。室内の仕事で良かったと思います。

 

 

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