網膜電位計 RETeval レチバルを導入しました
2016.05.24 網膜
本日は白内障手術15件
無事に終わりました。
網膜電位計 RETeval レチバルを導入しました
眼科は他の科と比べて、器械を沢山しようします。当然どんどん新しいものが出てきます。
最近当院で導入した器械を紹介します。
このような小型の機械です。目に光を当てると、カメラでいう網膜が電気信号を発信します。この電気が脳に届いて「見える」と感じるわけです。その電気を計測するのがこの機械です。
従来、この種の検査はとても大変でした。下の写真のように目に部品を装着して検査しなくてはなりません。
今回の機械では、下の写真のように目に当てるだけで、短時間(30秒くらい)で測定出来てしまいます。
患者さんも、検査員もとても楽になりました。
網膜の病気を調べるために使用をしたり、白内障手術前に検査をすることで術後の視力を予測したりするために使用をします。下の写真は網膜の難病である網膜色素変性症の方の結果です。
難しいことを省略して説明すると、波形の高さがとても小さくなっています。網膜が傷んでしまって電気信号を出さなくなっているのです。網膜色素変性症の方が難病申請するためには必要な検査となっています。