網膜色素変性症と拡大読書器
今回は白内障手術を14件行いました(うち入院2件、乱視用レンズ2件)
無事に手術を終えました。
網膜色素変性症と拡大読書器
網膜色素変性症は難病指定されている病気なのですが、現在特に有効な治療がありません。
人によってはかなり見えにくくなります。視野が狭くなったり、暗いところでは殆どみえなかったりします。
網膜色素変性症の方の眼底写真ですが、周辺部で網膜の色が灰色になってきています。
上の写真は健康な人の眼底写真ですが、比較すると色調の違いが分かりやすいと思います。
当院で診ている人の中で、網膜色素変性症の方が「見づらくて文字が書けなくなった」と言いました。そのため、拡大読書器を試してみることにしました。
拡大読書器はいくつか種類があります。大まかにはハンディタイプと据え置き型があります。
文字を読むのにはどちらも良いと思うのですが、書くとなるとハンディタイプはうまくいかないようです。
片手で拡大読書器を持ちながら、もう片手で物を書くことは難しいということでした。据え置き型なら両手が自由になるのですが、一方で画面を見ながら物を書くのは少し慣れが要るようです。
うまく慣れて生活の質が保てればと思います。