眼瞼腫瘍切除
2018.04.13 もりや眼科
今週は白内障手術を14件行いました。みなさん無事に手術を終えました。
先日、小山市民病院内で、市内医師を対象とした講演会で発表を行ってきました。
前立腺肥大治療薬が白内障手術に影響する、という内容です。手術動画も交えて見ていただきました。眼科が他の科と情報を共有する機会は多くないので、時々このような発表を行いたいと思います。
眼瞼腫瘍切除
できもの(腫瘍)は全身どこにでもできるものですが、瞼の場合は見た目に影響します。また、通常皮膚はある程度余裕があるので、腫瘍が大きくなければ皮膚を引き寄せて縫い付けると傷が閉じます。しかし、瞼は皮膚が固定されているので、腫瘍を取った後で皮膚が寄らないことがあります。
このように、瞼のフチに掛かっている場合、皮膚は簡単に寄りません。また、無理をすると引きつれる原因になります。そのような場合、腫瘍を取った後無理に縫合せず、そのまま傷が開いたままで手術を終えます。ちゃんと綺麗になるか、気になりますよね?
これが術翌日です。既に傷が随分小さくなっています。
これで術後1週間です。傷が全然分からなくなりました。あとは睫毛が伸びたらもう手術したか分かりませんね。