新しい多焦点レンズ
2020.09.28 白内障
白内障手術の技術の進歩のスピードはものすごいです。昨年出たばかりの3焦点レンズも、術後患者さんの満足度が高いのでびっくりしましたが、最近は5焦点レンズが話題になっています。レンズの名前はIntensity(インテンシティー)と言います。
焦点の数が多ければよい、というわけではありません。目に入った光をロスなくうまく使用でき、かつ遠くも近くも見えることを追及した結果こうなるのだそうです。
3焦点レンズ(パンオプティクス)は眼内に入った光の88%が利用できるのですが、この5焦点レンズだと93.5%が利用できるようで、遠くも近くもくっきり見えるようになります。
国内で認定されていないレンズのため、選定療養は使用できず、自費診療となります。