ミドリンPアレルギー
2016.08.27
本日は白内障手術を13件行いました。台風の影響で1名が来院出来ませんでした。
風がとても強かったのですが、手術を行った方は無事に帰宅できたようで安心しました。
ミドリンPアレルギー
忘れたころにおこるのがミドリンPアレルギーです。おおよそ500人に一人くらいで生じるようです。
糖尿病網膜症の検査や、白内障手術前検査では大抵この点眼を使用します。ほとんどの方は問題なくこの点眼を使用できるのですが、稀にこの点眼をしてから充血することがあります。
先日ミドリンPアレルギーになった方は、午前中受診して、飛蚊症の検査を行うために右眼のみミドリンPを点眼して、散瞳検査を行いました。
夕方4時位になってから充血、目やにが生じたということで連絡がありました。
右の写真が右眼なのですが、左眼と比較すると白目が赤くなっています。
時間が経つと治るのですが、場合によっては1週間程度充血が続くことがあります。早く治すためにステロイド点眼を行います。また、次回から散瞳検査を行うときには充血が生じにくいミドリンM点眼を使用することになります。散瞳に時間がかかりますが、充血しにくい点眼液です。