もりや眼科

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糖尿病網膜症治療の難しいところ②

2016.03.14

本日は白内障手術13件

無事に終わりました。

 

糖尿病網膜症治療の難しいところ②

前回糖尿病網膜症のお話をしましたが、別の方の話です。

70代の男性の方、1年前に内科からの紹介です。めまいが生じたためいろいろ検査をしているうちに糖尿病発見。蛋白尿もあるようです。(糖尿病の合併症で腎臓が傷んでいるということです)

初診時矯正視力は両眼とも1.2と良好ですが、左眼は一部八の字に見えるということでした。(どのように見えているかは分かりませんが)

OCTで網膜の断面を見ると、視力にとても大事な部分である黄斑(赤矢印)の近くの網膜が傷んでいます。赤い丸で囲った部分の白い線が乱れているのが分かります。これは歪んで見える原因になります。おそらく、以前この部分で網膜症による影響が有ったのだと思います。

 

 

 

無題

 

初診時に網膜の活動性が有ったのでレーザー治療をしました。本人は糖尿病の治療を真面目にやっていて、HbA1cは6台、網膜症現在は大体落ち着いている状態ですが、それでも一旦傷んだ部分は治りません。

「風邪をひいたとしても治ったら元通りになるけど、糖尿病は治ってもそれまでにこわれてしまった部分は元に戻りませんよ」と外来で良く説明しています。この方は視力が良いうちに糖尿病がある程度落ち着いてよかったですが、それでも「八の字にみえる?」という違和感とはずっと付き合う必要があります。

 

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