もりや眼科

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黄斑前膜の治療で飛蚊症も治ります

2016.09.05

 本日は白内障手術を13件、結膜弛緩症手術を2件行いました。

最後の方の白内障は結構硬かったですが、しっかりきれいになりました。

 

黄斑前膜の治療で飛蚊症も治ります

飛蚊症で来院される方、結構多いです。一日平均で2-3人いると思います。

hibunnsyou

飛蚊症は一旦生じてしまうと基本的には治りません。目の中に小さなチリのような混濁が生じる物ですが、このチリも含めて自分の体の一部なのです。体の一部が勝手に消える、なんていうことはないのです。

そのため「うっとおしいとは思いますが、飛蚊症とうまく付き合ってくださいね」と説明しています。個人的には手術する程のものではないと思うのですが、それでもかなりうっとおしくて困る、という方も時々見かけます。

先日当院で手術を行った、BRVOという網膜の血管が詰まる病気をきっかけにして飛蚊症が生じたかたが要るのですが、この方も飛蚊症で悩んでいるようでした。

ERM

このように黄斑前膜も生じていて、変視症(歪んで見える)も出てきたので手術する頃だと思います。本人としては、飛蚊症がとてもうっとおしくて、それが手術で治るのであればとても嬉しいと言っていました。

先日手術を行い、無事に終わりました。飛蚊症の原因となるチリもきっちり取り除きました。まだ手術直後なのですが、飛蚊症が無くなって嬉しいようでした。

実際に飛蚊症のみで困っている場合、保険の仕組みの関係で治療できない眼科は多いと思います(自費診療での手術を扱っていないところが殆どのようです)。現在の見解では、飛蚊症は保険適応の病気ではないとされているようです。そのため、当院で治療を行う場合、飛蚊症の治療では10割負担(自費診療)となってしまいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目がピクピクする病気(片側顔面けいれん)

2016.08.08

本日は白内障手術15件行いました。

無事に手術を終えました。今日はご家族の見学が多かったです。手術に集中していて、数名ですがご家族が見学しているのに気が付きませんでした。手術が終わってから気が付きました。挨拶できずにすいません・・

目がピクピクする病気(片側顔面けいれん)

当院に限らないと思うのですが、眼科で良く「目がピクピクする」という訴えで来院されます。診察時にピクピクしていればよいのですが、そうでない場合はうまく診断できないこともあります。

結構程度のひどい人は、1日中ピクピクしていることもあります。これは結構生活に不自由していそうです。まぶたがピクピク=眼瞼けいれんと思いそうですが、実際にはこれは片側顔面けいれんという病名です。

このようにピクピクしてしまいます。

https://youtu.be/9d5vTu7_yZI

片側顔面けいれんは、ボトックス注射の適応になります。早速ボトックスを下眼瞼に注射しました。ボトックスの効果は注射後約2週間で最大になるので、そのあたりで効果判定を行いました。

https://youtu.be/j-PshhDpFoU

まだ多少ピクピクした感じは残るようですが、見た目ではほとんど分からないくらいになりました。

生活の質が改善していて、とても喜んでいました。効果は約2から4か月間持続しますが、個人差が大きいです。今後この注射を続ける必要があるか、様子を見る必要があります。

 

結膜弛緩症の治療で流涙が治る

2016.07.26

今回は白内障手術14件

皆さん無事に手術を終えました。

結膜弛緩症の治療で流涙が治る

結膜弛緩症の記事は今まで何度か書いたのですが、今回もとても患者さんが喜んだので記事にしたいと思います。

75歳女性の方なのですが、両目とも涙がでるという訴えがありました。

診察で、あまった結膜がはっきり見えます。

弛緩症

フルオレセインという染料をつけて診察すると、余った結膜が分かります。

弛緩症2

本来涙が溜まる場所に結膜が占領してしまうので、生産された涙は目にたまらずにすぐ外に出てしまいます。

そのため、流涙症が生じてしまうのです、

今回は余った結膜を一部切除して、強膜に張り付けました。

先日診察したところ、このようにとてもきれいになっていました。

弛緩症3

この手術を行うと、結膜がより白くてきれいになります。本人も流涙症が治まったと喜んでいました。

今週の手術結果

2016.06.09

今週は白内障手術19件行いました。みなさん無事に終わりました。

なかなか記事を書く余裕がなくて申し訳ありません。また時間を見つけて書こうと思います。

 

 

白内障手術の精度を上げる機械 眼軸長測定装置 OA-2000

2016.05.18

先週は木曜、土曜日も手術を行ったので、今週の月曜日も含めると大変多くの症例を手術しました。

スタッフもお疲れ様でした。

この1週間で白内障手術29件

硝子体手術11件

緑内障手術1件

皆さん無事に終わりました。

白内障手術の精度を上げる機械 眼軸長測定装置 OA-2000

眼科医でないと分からないと思うのですが、眼軸長の測定というのは白内障手術の一つの要になります。

眼軸長は、目の奥行の長さの事です。

眼軸長

 

このデータを元に、手術で使用する眼内レンズの度数を決めることになります。そのため、この数字に誤差があると、必然的に手術の結果に跳ね返ってきます。術後に遠くが見えるようにピントを合わせたつもりなのに、眼鏡をかけないと遠くがうまく見えない・・なんていうことになる可能性があります。

当院では多焦点眼内レンズも使用しています。多焦点の売りは「遠くも近くも見えますよ」なのですが、ピントの位置がずれてしまうと台無しになってしまいます。

 

当院では開院時にトーメー社のOA-1000という眼軸長測定装置を使用していて、これは4年前では最新の器械でした。光干渉断層撮影という新しい方式の測定装置で、測定精度がとても高かったのですが、一方で強い白内障の方ではうまく測定できないという欠点がありました。

その場合は超音波を使用した測定を行うのですが、どうしても精度が落ちてしまいます。

最近になって、新しい眼軸長測定装置 OA-2000を導入しましたが、これがなかなか優れた器械なのです。

OA2000

2016-05-20 14.09.162016-05-20 14.09.24

通常白内障が強いと、白内障より奥が観察できなくなります。この機械も眼軸長を光を使って測るので、白内障があまりに強いとうまく測定できません。ところが、このOA-2000は検査可能率がとても高いのです。

 

 

OA2000 2

 

 

OA2000 3

測定も簡単なので、患者さんへの負担も少なくなります。

最近時々あるのが、レーシック手術後の患者さんです。角膜の形状が変化しているので、通常と同じ計算式で眼内レンズの度数を算出すると、度数がずれてしまいます。そのような場合にも対応できる計算式が搭載されているのも特徴です。

OA2000 4

検査器械は患者さんが特に意識することはないかもしれませんが、とても重要です。

最新の器械を常に使用することで、高い手術成績を維持しようと考えています。

 

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