事務受付の効率化
2017.02.20 もりや眼科
本日は白内障手術14件
翼状片手術1件
無事に終わりました。
事務受付の効率化
当院ではなるべく患者さんを待たせないように、また、スムーズに検査がまわるように定期的にチェックをして改善するようにしています。その一環なのですが、受付でスタンディングデスクを導入しています。
こんな感じで立ってパソコンが出来るようになっています。現在受付にはパソコンが5台あるのですが、もともとは2台しかありませんでした。パソコンを増やすと当然スペースが多く必要になります。机といすの広さを考えるとパソコンを増やすスペースがありません。
その結果、スタンディングデスクが導入されました。日本ではまだあまり使用されていないようで良いのが見つからなかったのですが、ドイツのオフィスメーカーで見つけることが出来ました。
スタンディングテーブルのいいところは省スペースだけではなくて、
・スタッフが腰痛になりにくい(座っての作業は腰痛の原因になるようです)
・仕事の効率化(座ったり立ったりという作業が無くなる)
・収納スペースが増える
というメリットがあります。最近カウンター側も立って作業が出来るようにしました。あまり高い位置にパソコンがあると、患者さんの顔がディスプレイで隠れてしまいますのでそこは少し工夫しています。
早めの緑内障治療が重要です
今回は白内障手術を9件、
眼瞼腫瘍切除術を1件行いました。
みなさん無事に手術を終えました。
早めの緑内障治療が重要です
当院では緑内障手術も行っているので、手術希望ということで来院される方もいらっしゃいます。
1月では2名、大変重症な緑内障の方が来院されました。
そのうちの1人を紹介します。視力は1.0あるのですが、視野は上の通り、ほぼ真っ黒(黒い所は視野が欠けている所です)。中心付近で少し白い所(見えている所)が残っているのですが、ここで物を見ているのです。ラップの芯をさらに細くしたようなもので外を見ている感じです。
こんなに悪くなるまで、点眼で頑張っていたようです。本来これくらい緑内障が進行している人は眼圧を10台前半くらいで押さえたい所ですが、この方は20mmHgありました。点眼では限界が見えた時(点眼のみで視野欠損がどんどん進行するとき)は、早めに手術治療を行った方が良い場合があります。(正確な判断は診察が必要なので、心配な方は受診してください。)
特殊な白内障(帯状角膜変性)
本日は白内障手術を11件行いました。
無事に終了しました。
特殊な白内障(帯状角膜変性)
当院のように白内障を沢山手術していると、いろんな症例に出会います。
先日治療した方ですが、白内障だけではなくて帯状角膜変性症という病気を持っていました。
我々の目にはレンズが2枚入っています。水晶体と角膜です。どちらも凸レンズの役割をしているのですが、当然濁ると見えづらくなります。水晶体は年齢の影響で濁り、白内障になります。角膜が濁って見づらくなることは多くはありませんが、いくつかの病気で濁ることがありますが、そのうちの一つが帯状角膜変性症です。
帯状角膜変性の原因はカルシウムの沈着です。角膜の中心部よりやや下方に濁りが出るのですが、濁りが瞳孔を塞ぐと視力が下がってしまいます。
上の写真は帯状角膜変性の方です。この写真は上の瞼を持ち上げているので瞳孔の一部が見えますが、普段は瞳孔が見えない状態になっていて、視力が出ません。
治療方法として、EDTAや塩酸などで濁りを溶かす方法、特殊なレーザーで混濁毎角膜を薄く削ってしまう方法があります。今回は塩酸で濁りを溶かしました。
少しだけ濁りが残っていますが、大体綺麗に出来ました。これで矯正視力が0.6から1.2まで上がりました。最近反対目も同様の処置をしたので、どれだけ視力が上がるのか、とても楽しみです。
平成28年12月の治療実績
もりや眼科 平成28年12月の手術実績
白内障手術 41件
硝子体手術 4件
霰粒腫切開術 3件
結膜弛緩症手術 1件
翼状片手術 1件
後発白内障に対するレーザー治療 18件
網膜レーザー光凝固術 5件
虹彩光凝固術(挟隅角緑内障に対する治療) 4件
ボトックスによる眼瞼痙攣治療 1件
涙点プラグ挿入術 6件
今年も無事に1年が終えることができました。
昨年よりも手術件数は増加して、白内障手術は700件を超えました。
様々な優秀な医師を招聘して、2診を活用できるようになってきました。
また、検査のエキスパートであるORTは現在3名になりました。来年は1名増えて4名体制になります。
今後一層質の高い眼科医療を提供できるようにしたいと思います。