もりや眼科

ブログ

平成29年3月の治療実績

2017.04.05

もりや眼科 平成29年3月の手術実績

 白内障手術 45件

ICL近視矯正手術 2件

硝子体手術 6件

緑内障手術(エクスプレス挿入術) 2件

眼瞼下垂手術 4件

霰粒腫切開術 1件

翼状片手術 2件

後発白内障に対するレーザー治療 7件

網膜レーザー光凝固術 2件

ボトックスによる眼瞼痙攣治療 1件

涙点プラグ挿入術 3件

涙管チューブ挿入術 1件

 

私自身もICL手術を受けていますが、当院でICL手術を行った方皆さん大変経過が良いです。

とても良い手術だと思うので、ぜひ普及してほしいと思っています。

4月2日に開催された、第22回 吉川なまずの里マラソンにてランニングドクターをさせていただきました。2月に名古屋で行われた大会では心肺停止の方が何名かいたようですが、このランニングドクターに命を救われたそうです。今回は幸いに何事もなく終わりましたが、何かあったときに適切に対応できるようにしたいと思います。

 2017-04-02 08.37.25 HDR

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

気が付かないうちに進行している緑内障

2017.04.05

今回は白内障手術10件

無事に手術を終えました

気が付かないうちに進行している緑内障

緑内障というのは、現在失明の原因ナンバー1になる病気です。

ただ、それでも失明に至る人は少なくて、多くの人は点眼治療でコントロールすることが可能です。また、点眼治療でもうまく眼圧が下がらなくても今は手術治療が進歩していて、それで眼圧を下げることができます。

一方で、初診時にすでに緑内障末期になっていると厄介です。ほぼ失明状態になってから来院した場合にはうまく治療できないことがあります。

最近、「見えづらくなった」と言って来院された80歳台の方なのですが、矯正視力は両眼ともに1.2でしたが、下のような視野でした。左目の視野(左の写真)が真っ黒になっていて、中心部分でようやく見えているだけです。視野がかなり狭くなっています。逆に、右目は視野(右の写真)がとても広いのでほとんど白色になっています。

無題無題2

眼圧を計測しましたが、右は15mmHgくらいなのに、左は30mmHg近くありました。そのため、このままではいつ失明してもおかしくありません。点眼治療をしても十分に眼圧が下がらなければ手術の治療が必要になりますが、手術をしても見えづらさが元に戻るわけではありません。できるだけ視野が多く残っている状態で治療を開始したいです。

 

平成29年2月の治療実績

2017.03.15

もりや眼科 平成29年2月の手術実績

 白内障手術 52件

硝子体手術 4件

緑内障手術(エクスプレス挿入術) 3件

眼瞼下垂手術 8件

霰粒腫切開術 2件

翼状片手術 2件

後発白内障に対するレーザー治療 11件

網膜レーザー光凝固術 4件

ボトックスによる眼瞼痙攣治療 4件

涙点プラグ挿入術 5件

最近広島県の眼科に見学に行きました。年間3000件手術を行っているところで、とてもアクティビティーが高い眼科です。勉強になることがとても多かったので、当院での医療にフィードバックしていきたいと思います。

 

14.48.39

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ICL手術を受けました②

2017.03.07

本日は白内障手術12件

無事に終わりました。

ICL手術を受けました②

今までは私一人でクリニックをやっていたのでなかなか休みをとることができなかったのですが、今回代診の先生にお願いして2日間お休みをいただきました。
手術したらしばらく運動できないので、前日はしっかり走りこみました。術前から抗生剤の点眼を行うのですが、1日4回でも結構面倒でした。
今回は上野にある吉野先生に手術をお願いしました。
http://www.yoshino-eye-clinic.com/
受付をして、しばらく待合室で待っています。数回散瞳剤の点眼をします。その合間に診察室に呼ばれて、マーキングを行いました。
私の乱視がとても多いので、しっかり角度を合わせる必要があります。今回の手術の肝と言って良い部分だと思います。
普段手術室内では術者の立場でしたが、患者さんの立場になるのが新鮮でした。
目を良く洗浄して、ドレープ(清潔な布)をかけて開瞼器で目を開きます。点眼麻酔が良く聞いているので全然痛くありません。
顕微鏡の光はまぶしかったのですが、次第に慣れてきました。助手が私をのぞき込んだり、目が乾かないように水をかける様子はしっかり見えました。
角膜に約3ミリの創口を作るときは全然感じませんでした。その後に粘弾性物質を入れたり、眼内レンズを入れているのは何となくわかりました。
レンズを虹彩の奥に固定する際には「水晶体が押されている感じ?」がしました。痛いというわけではないのですが、今までに感じたことのない感じです。
その後粘弾性物質を洗浄するときは全く痛くありませんでした。
いきんでいると術者がやりにくいことは知っているので、なるべく力を入れないようにしていました。
手術時間は5分くらいでしょうか?あっという間でした。

両眼の手術なんで、同じことをもう一度繰り返して手術終了です。
手術後に診察を行って、レンズの位置関係を確認します。レンズが水晶体からわずかに離れていることを確認して終了です。
帰宅時はもちろん眼鏡をつけていないのですが、まずまずの見え方でした。しかし、散瞳もしているのですごくはっきりしているわけではありません。
少し遅い昼ご飯を食べながら帰途につきました。

初めの3日間はレンズが入っている違和感のようなものを感じていましたが、その後はなんともありません。痛いという感じではありませんでした。
LEDの光が視界の外から入っていると、丸いキラキラしたリングが見えます。「これがHole ICLの穴なんだ」と思いました。特に邪魔になるほどではなくて、夜間の運転も問題ありません。
4歳と2歳の子供は、私が眼鏡を付けていない状態にすぐ慣れたようです。2歳の娘は朝「お父さん起きて」といいながら眼鏡を投げつけてきていたのですが、その危険もなくなりました。

今まで使用していたフレームを使用して、度数の入っていないレンズに入れ替えました。装用してみると見え方に違和感がありました。近視用のレンズは凹レンズなので、物が小さく(広く)見えます。一方で度数のないレンズはそのままの大きさなので、その違いでしょうか。
自分の雰囲気が変わらないように、外来中はなるべく眼鏡をかけるようにしています。
ICL手術ではコントラスト「色の濃淡」が鮮やかになると聞いていましたが、想像以上です。とても良い手術だとおもいました。
手術費が高いのはネックですが、近視で悩んでいる方には、この良く見える世界を体験してほしいなと思いました。まるで別世界です。

手術のリスクについては、どうしても敏感になると思います。一番のリスクは度数ずれ、乱視矯正不足でしょうか。といっても、私の場合はぴったり合いました。大きくずれることは考えにくいです。次に感染症でしょうか。かなり稀だと思いますが、ゼロではないです。白内障、眼圧上昇も稀ですがリスクだと思います。そのあたりをどう考えるか、ということになると思います。

 ICL手術を受けました③

ICL手術を受けました①

2017.02.27

本日は白内障手術9件

無事に終わりました。

ICL手術を受けました①

先日私はICL手術(近視矯正手術)を受けました。

私の周囲ではまだこの手術をうけた眼科医はいません。多分日本の中でこの手術を受けた眼科医はほとんどいないか、もしくは初めてかもしれません。なので、私がどうしてこの手術を受けようと思ったのか、まだ術前後の経過について書く必要があると思いました。眼科が専門でない方にも分かりやすく書こうと思います。また、後半では専門的なデータも出したいと思っています。

私は小学3年位から眼鏡を必要とする近視があって、そこからずっと眼鏡をかけた生活をしていました。朝起きたらまず行う事は眼鏡をつける事です。そうしないと全く見えません。床屋に行くと、最後に鏡で後頭部を見せてくれるのですが、全く見えません。見えないしぐさをすると鏡を近づけてくれるのですが、それでもさっぱり見えません。自分の顔に目が付いているのかどうかも怪しいくらいの見え方なので、髪の毛がどうなっているのか全くわかりません。

もちろん、眼鏡をつけていると問題なく生活も仕事もできます。プールや温泉、海水浴では眼鏡をつけられないのでやや困ります。以前山梨の温泉に入ったとき、酸で眼鏡のコーティングがやられてしまったようで、眼鏡が真っ白に濁ってしまいました。これは相当大変なことで、自宅に帰るまで大変な思いをして運転した思い出があります(本当は視力が出ない状態で運転してはいけません)。

私が学生の頃にレーシックの技術が日本で普及してきて、知り合いの先生がレーシックを行っていたことから、私も行ってみたいなと思っていました。ただ、急いで手術をするほど困っていなかったので、しばらく様子を見てから行おうと思っていました。私が眼科研修医として勤務していた病院でレーシックを受けられることになり、仕事の同僚がレーシックを受けて快適生活を送れるようになりました。私もやろうかなと思って術前検査を行ったところ、網膜裂孔が発見されたためしばらくレーシックができない事になってしまいました。また、私は近視と乱視がやや強い為、そもそもレーシックにはあまり向いていない目であることも分かりました。レーシックは角膜を削る治療のため、削れる量(=近視矯正量)に限界があるのです。

ちなみに、レーシックはきちんとした眼科医でない医師がトラブルを起こして問題になりました。そのため、レーシック=危ないというイメージが広まってしまいました。私は信頼できる眼科医が手術すれば問題ないものだと思っています。ただ、眼科医でない人が信頼できる眼科医を探すのは難しい事だと思います。

私が眼科を開業する頃から、hole ICLが出てきました。レンズの中央に穴が開いているということに非常に驚きました。しかも、これが非常に見え方がよいという声が聞こえてきました。手術手技自体は白内障術者である私には特に問題ないものであったため、自分のクリニックでも数名手術を行いました。これが非常に喜ばれて、しかも良く視力が出るのです。外来で「先生もこの手術を受けたら良いよ」と言われました。

私は開院してからダイエット目的でジョギングをするようになりました。次第に体力がついてくるとハーフマラソン、フルマラソンと走るようになり、さらには100キロやトレイルマラソン(山の中を駆け抜けるマラソン)も走るようになりました。こうなってくると、眼鏡ではとても不自由します。長距離走っていると汗などで必ず眼鏡が汚れてきてしまうのです。また、雨の中で走るのも大変で、眼鏡を拭けなくなってしまいます。サングラスをかけにくいので、すごく天気が良い中で走るのも実は大変です。今年の夏にはUTMB(モンブランの山の周りを46時間かけて170キロ走る山岳レース)やスパルタスロン(アテネからスパルタまで245キロを走るレース)に参加しようと思っています。毎晩に全力でトレーニングをしているのですが、それでも完走できるかどうか、という程のものです。わずかでも完走できる確率を高める為、ということで手術を決心しました。

多くの人は近視が無い方がいいな、でも手術って大変そうだな。と思っていると思います。ただ、最後はエイヤと決めてしまうしかないのかなと思います。結果として、手術して想像以上の見え方になりました。また次回続きを書きたいと思います。

 ICL手術を受けました②

クレジットカードやPaypayなど
複数のお支払いに対応しております。

送迎バスが運行しており、手術後に
安心して通院いただけます。

当院のご予約は
お電話・WEBにて承っております。

Facebook
Instagram
WEB予約