新しい多焦点レンズパンオプティクスの素材が新しくなりました
2022.04.07 白内障
2019年から当院で採用している、3焦点眼内レンズ「パンオプティクス」ですが、遠く、中間距離、近くがとてもよく見えて当院でも患者さんの評価が高いレンズです。以前書いた記事はこちら
このパンオプティクスに新しい素材のものが発売されました。クラリオンという素材ですが、長期間にわたって透明性を維持するというものです。
手術後診察しても、やはりとてもきれいです。手術後に5人に一人程度おきると言われている後発白内障を防止する効果があります。価格はもともとのパンオプティクスよりも1-2万円程度上がることになります。
多焦点レンズを使用した人の白内障手術後アンケート
2021.04.28 白内障
今回は30歳と若くして白内障になった方のアンケートです。多焦点レンズを選択しました。
今回の症例の注意点としては、多焦点とはいっても、もとの水晶体の方がピント調整がうまくいっていたはずなので、期待しているほどピントがはっきりしないと感じるかもしれないことです。また、この方は斜乱視という難しい乱視だったので、眼鏡なしの視力がでにくい可能性があることでした。結果的に大満足してもらえました。
今回はPan Optix(パンオプティクス)という3焦点のレンズを使用しました。とても成績が良い(患者さんが喜んでくれる)ので、よく使っているレンズです。