白内障による複視(片目で2つに見える)
2014.12.02
本日は白内障手術12件
無事に終わりました。
白内障による複視(片目で2つに見える)
白内障も色々な種類があって、それぞれに見えかたが異なります。色彩が落ちて行ったり、眩しく見えたり、近視が進んだりするものもあります。
複視もその中のひとつです。複視というのは英語でdouble visionといって、ものが2つに見えてしまう事です。通常、こういった場合は、左右の目が違う方向を向いていることが多いのですが(斜視)、片目でも2つに見えてしまうことがあります。これを単眼複視といいます。白内障が原因の場合、3つみ見えることが多く(それ以上の数に見えることもありますが)、三重視と言ったりもします。
白内障が原因で、水晶体に濁っているところと、それほど濁っていない場所ができることがあります。そうすると、回折という現象が起きます。
光は、細いところを通ると進行方向が変わるという特性があります。この回折現象が複数の箇所で生じると複視の原因になります。もちろん、手術を行うと治ります。