ジオプターと眼内レンズの度数
2012.10.01 白内障
本日は白内障手術1件でしたが、無事に終わりました。 ジオプターと眼内レンズの度数 白内障の手術では、濁った水晶体を取り除く代わりに、人工のレンズが入ります。もちろん、人工のレンズには度数がついていて、もともとあった近視や遠視を調整することができます。 遠く(0D)に合わせるとこのように見えます。遠くにあるトトロははっきりと見えるのですが、近くにある本+羊2匹はぼんやりしています。
来週はCO2レーザーを用いた最先端の眼瞼下垂も予定しています。仕上がりが綺麗でとても良い手術だと思うので、後日紹介したいと思います。
先週はジオプターについて書いたので、それに続いて眼内レンズの度数について書きたいと思います。
おさらいしておくとこんな感じで、無限に遠くにピントが会うのは0Dで、本を読んだりするときは大体50センチくらいの所なので、-2Dという度数となります。つまり、手術後にメガネなしで遠くを見たいか、近くを見たいかでレンズの度数が変わってきてしまうのです。
逆に、近く(-2D)に合わせるとこのようになります。さっきとは反対で、遠くにあるトトロはぼんやりしていますが、近くの本+羊2匹ははっきりと見えます