視野検査について(視野検査の受け方、固視点)
2012.08.20 緑内障
視野検査について(視野検査の受け方、固視点)
白内障手術 3件
無事に手術を終えました。
さて、また今回は緑内障の話です
緑内障など、視野に異常のある疾患が疑われると「視野検査をしましょう」と言われますが、視野検査とはどのような検査なのでしょうか
視野計には幾つか種類があるのですが、当院採用している視野計で説明いします。
視野計の中はドーム状になっています。この中で真ん中に光っているところがあります。これを「固視灯」といって「ここを見続けてください」というところです(下の写真の赤矢印)。視野検査は目を動かしてしまうとうまく計測することができなくなってしまいます。ですから、目が正面に向くよう、固視灯がついています。
検査が始まると、「ピッ」という音とともに、ドーム内の色々なところが光ります(上の写真の緑矢印)。これによって、網膜の色々な部分が刺激されることになります。明るい光から暗い光までさまざまな光がでます。これによって、網膜の色々な部分の感度がわかるわけです。それぞれの網膜の感度を集計すると、「この人はどのくらいの広さが見えるのか」(=視野)が分かります。
たまに「ピッ」と鳴っても光らないことがあります。これはいわゆる「引っ掛け」です。この検査を良く理解してない人は、時々音に反応してボタンを押すことがあります。そうすると、きちんとした結果が出ないことになります。検査の結果には引っ掛けにいくつ引っかかったか記載されますので、それを見ると「しっかり検査ができたか」というのがわかります。
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