眼圧を測る (ノンコンタクトトノメーター)
2012.10.18 緑内障
眼圧を測る (ノンコンタクトトノメーター)
緑内障と眼圧は切っても切れない関係にあります。
緑内障は眼圧が高いと悪化しやすいですし、緑内障の点眼は眼圧を下げることで緑内障の悪化を抑えています。
内科で高血圧の治療をしている方が血圧を毎日測るように、緑内障の方も来院するたびに眼圧を計測します。
現在一般的に使用されている眼圧を測る器械は2種類あります。ひとつは今回紹介するノンコンタクトトノメーターという器械、もう一つはゴールドマン眼圧計というものです。それぞれに特徴があるので、ひとつづつ紹介したいと思います。
ノンコンタクトトノメーターとは、「非接触眼圧計」と言い、空気で目を押すことで眼圧を測ります。
空気が目の表面に当たると、わずかに凹んで元にもどります。眼圧が低いと元に戻るまでに時間がかかり、眼圧が高いと早く元の形に戻ります。その速さから眼圧を割り出します。
当院で採用しているノンコンタクトトノメーター FT-1000
ノンコンタクトトノメーターは空気を当てた瞬間の眼圧を計測します。しかし、眼圧は血圧の影響で常に1-2mmHg変動しています(これを脈波といいます)。そのため、測る瞬間によって眼圧が違ってきてしまいます。それを防ぐために、眼圧は3回程度計測するのが良いとされています。下の図のように、赤いポイントの3回分で平均をとれば、おおよそ本来の眼圧が計測できるでしょう、ということになります。
ノンコンタクトトノメーターは敏感な目に空気を吹き付けられる検査なので、嫌がる方もたまにいます。でも、正確に眼圧を測るためだと思って、しっかり3回計測させていただければと思います。
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