もりや眼科

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麻酔をして楽に白内障手術を行う(プレセデックス沈静下白内障手術)

2016.12.19

本日は白内障手術を14件行いました。

皆さん無事に終わりました。これで今年の手術はおしまいです。あとで1年の統計を取りたいと思います。

毎年言っていますが、一年があっという間です。

麻酔をして楽に白内障手術を行う(プレセデックス沈静下白内障手術)

白内障手術を躊躇している人の多くは「手術が怖い」と言う理由です。白内障手術が数分で終わって、しかも痛みが殆ど無いとはいえ、目を触られるのに抵抗感がある方がいらっしゃるのはもっともだと思います。

しかし、全身麻酔薬は全身的なリスクがあります。つまり、とっても麻酔薬がとっても聞いてしまう場合、呼吸や血圧の管理が必要になるのです。そのため、一般的には麻酔専門医が全身麻酔を行います。白内障手術で全身麻酔を行うのは極めてまれだと考えて良いと思います(精神病や認知症などでベッド上に安静に出来ない場合などで全身麻酔を行います)。

昨年認定されたプレセデックスという麻酔薬は、呼吸に異常をきたすことが殆どないことから、局所麻酔での手術で使用できるということで厚生省の認可が取れた薬です。

白内障手術でも徐々に使われてきていますが、この薬を投与するのに10分かかるというのがネックです。10分あったら片眼の手術が終わってしまうのです。両眼手術の人はお薬が全部入ることになります。当院で使用しましたが、だんだん全身の緊張がほぐれていくのが分かりました。ぐっすり寝る、と言うわけではなくて、普通通りに歩いて帰宅していました(転倒しないよう注意しましたが、大丈夫そうでした)。

 

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