新しい多焦点レンズ
2020.09.28 白内障
白内障手術の技術の進歩のスピードはものすごいです。昨年出たばかりの3焦点レンズも、術後患者さんの満足度が高いのでびっくりしましたが、最近は5焦点レンズが話題になっています。レンズの名前はIntensity(インテンシティー)と言います。
焦点の数が多ければよい、というわけではありません。目に入った光をロスなくうまく使用でき、かつ遠くも近くも見えることを追及した結果こうなるのだそうです。
3焦点レンズ(パンオプティクス)は眼内に入った光の88%が利用できるのですが、この5焦点レンズだと93.5%が利用できるようで、遠くも近くもくっきり見えるようになります。
国内で認定されていないレンズのため、選定療養は使用できず、自費診療となります。
もりや眼科 2020年8月の手術実績
もりや眼科 2020年8月の手術実績
白内障手術 36件 多焦点レンズ3件
網膜硝子体手術 6件
ICL(近視矯正手術)10件
眼瞼下垂手術 3件
網膜光凝固術 9件
虹彩光凝固術 7件
涙道内視鏡を使用した涙管チューブ挿入術 2件
涙点プラグ挿入術 1件
後発白内障に対するレーザー治療 14件
眼瞼内反症手術 3件
ボトックスによる眼瞼痙攣治療 2件
霰粒腫摘出術 1件
コロナウィルスの第2波・お盆休みが影響して、手術患者は少なめです。特に白内障手術はいつでもできるので、不自由していなければ急いで行う必要はありません。当院では手術希望の方に安全・安心して手術を受けられるように粛々とコロナ対策を実施します。